満月に近い月の光に照らされた旅館の一室の縁側で、土井垣と葉月は寄り添い合いながら夜空と部屋に付いている小さな庭を眺めていた。ずっと気持ちがすれ違ったまま過ごしていた旅の最後の夜。やっと二人の気持ちが重なり、その幸せをお互い噛み締めながら、二人はわざと明かりを消し、月明かりに浮かび上がる景色を楽しんでいる。
「…綺麗ですね」
「ああ」
「こんなに素敵なお部屋だったのに…あたし、勝手に不安になって全然何も見てなかった。…何だか損した気分」
「いいじゃないか。今、こうやって…その分を取り返しているんだから」
「そうね」
 土井垣の言葉に、葉月はにっこり微笑む。土井垣もやっと彼女のこうした笑顔を見て過ごせる幸せな時間を噛み締めていた。酒の程よい酔いも手伝って二人はかなり長い間そうして寄り添い合っていたが、やがて彼女が小さなくしゃみをした。
「…ごめんなさい」
「いや…かなり寒いのに長い間こうしていたら、くしゃみも出るさ。…そうだ」
「何ですか?」
「俺も身体が少し冷えてきたし…そこの風呂に入るか。その…一緒に」
「…」
 土井垣の言葉に、葉月は顔を赤らめて俯く。そう、この部屋には露天風呂も付いているのだ。お互い別々には入っていたが、その時はそれなりの関係ではあってもお互い、特に彼女は入っている姿を見せない様にしていたのだから、彼の提案が彼女にとってはかなり恥ずかしい事は察して余りある程彼も自覚していた。しかし折角こうして二人きりで旅行に来たのに、何もないまま終わるというのもどこか寂しいという事もお互いもう分かっている。俯いたままの彼女に、彼はまた囁く。
「駄目…か?」
 彼の囁きに、彼女は顔を赤らめたまま迷う素振りを見せていたが、やがて俯いたまま、小さな声で応える。
「ううん…入りましょう…一緒に」
 葉月の言葉に、土井垣は内心胸を弾ませながらも、優しい口調で更に囁いた。
「じゃあ…入るか」
「…ん…」

 二人は一緒に露天風呂に入ったが、何となくぎこちない雰囲気で離れて入っていた。本当は明かりもつけられるのだが、月明かりが余りに綺麗だと思い、二人とも示し合わせるともなくやはり明かりは消したまま、月明かりのみが二人をまた照らしている。土井垣は月明かりに照らされた彼女の横顔、乳白色の滑らかな肌、そして長い髪が湯船に入らないようにと上げているため露わになったうなじなどを見詰めている内に鼓動が段々高鳴っていくのを感じていた。葉月の方は恥ずかしいのか彼の方は見ないで、もっぱら夜空を眺めている。とはいえ気持ちの方は彼に向けているのが彼にも充分に伝わってくる。そんな気持ちで湯船に浸かっていると、不意に彼女が呟く様に口を開いた。
「…星が綺麗ですよ、将さん。ほら…こっちに来て見てみませんか」
 葉月の言葉の本当の意図を感じ取った土井垣は、高鳴る鼓動を抑えつつそれとなく彼女の方へ寄り、一緒に夜空を眺めて口を開く。
「そうだな、綺麗だ…でもな」
「でも?」
「お前の方が…綺麗だ」
 そう言うと土井垣は彼女を引き寄せ、自分の膝の上に乗せて抱き締める。突然の事に葉月は一瞬驚いた様子を見せたが、すぐにくすりと笑いながら『ベタですね』と呟き、そのまま彼に身を任せた。自分に身を任せてくれた彼女の行動を思い、彼は衝動のまま彼女の首筋に唇を這わせ、腰に回していた手を彼女の胸に滑らせようとしたが、不意にその腕を彼女に捕まえられ、その行為を遮られる。
「…駄目」
「葉月」
「今は…そういう事はしたくないの。…お風呂と、この景色を楽しみましょう?…だって…夜は長いもの…ね?」
「…」
 そう言って自分を見詰める葉月に、土井垣は今までの彼女にはなかった蠱惑的な雰囲気を感じ取り、戸惑うと共に鼓動が更に早くなる。月は人の心を惑わせるという。月が彼女にこんな表情をさせているのだろうか――?彼はそんな気持ちを抱えながらも、彼女の言葉に返す。
「そうだな…夜は長い。…だが、これ位は妥協しろ」
 そう言うと土井垣は彼女の向きを変えさせ、片腕で彼女を抱き締めたまま、もう一方の手で彼女の顎を上げる。その行動に彼の意図を察した葉月は『仕方がない』と言った風情で彼の胸に身体を預け、唇を合わせた。

 そうして湯から上がり、並べられた布団の上に座って二人はお互いの様子を伺う様に見詰め合っていた。もうお互いを求め合っているのは分かっている。とはいえ何となくきっかけが掴めずに膠着状態になってしまった。それとなくお互いに近付きながらも、どうしたらいいのか分からずに黙って互いに様子を伺っている二人は、まるで初めて肌を合わせた時、いやそれ以上にお互いに緊張している。そうしてお互いに様子を伺っているうちにその状態に耐え切れなくなった土井垣が口を開く。
「葉月…」
「…はい」
「…いいな」
「…ん」
 葉月は控えめに頷いた。それを確かめると、土井垣は彼女を抱き寄せ、深く口付ける。彼女もそれに応え、そのまま布団に押し倒そうとした時、不意に彼女が唇を離し、口を開いた。
「…あの」
「…どうした?」
「今夜は…あたしから将さんに触れさせて」
「…え?」
 意外な葉月の言葉に土井垣が問い返すと、彼女は彼の帯を解き、浴衣を脱がせる。彼はあまりに予想外の展開にされるがままになっていた。そのまま彼女は彼をゆっくりと押し倒すと、いつも自分が彼女にしている様に彼の身体に唇を寄せ、所々に赤い花弁を散らしていく。
「は…づき……お前…」
 彼女の愛撫に翻弄され、土井垣は思わず声を上げる。葉月はそれを見てまた蠱惑的な微笑みを見せた。その笑みに彼は困惑する。今まで肌を合わせてきた彼女はどちらかというと受動的で、彼に愛撫を返す時も遠慮がちだった。なのに今の彼女はまるで人が変わった様な『女』の表情を見せながら、積極的に彼を攻め立てている。これは月が彼女を惑わせているのだろうか、それとも無垢な少女の様だった彼女は、いつの間にか内にこんな蠱惑的な女の一面を持つ様になっていたのか――彼は驚くと共に、彼女の女としての表情に喜ぶ自分も感じ、戸惑っていた。そんな気持ちで、それでもどこか暖かく心地よい彼女の愛撫を受けていると、不意に彼女は彼の下着を外し、彼女の愛撫でいつの間にか主張していた彼自身を口に含んだ。あまりに唐突で大胆な彼女の行動に驚き、彼はまた声を上げる。
「葉月…何を…」
 彼の声に彼女は彼を見詰めると、『黙って』と言う様にまた蠱惑的な表情を見せ、ぎこちなく口と舌を蠢かせた。ぎこちない彼女の舌と口の動きに彼は困惑しながらも刺激され、その与えられる快楽に思わず声を上げる。
「はづ…やめ……う…」
 やがて彼は頂点に達し、彼女の口腔内に欲望を放出する。彼女はそれを複雑な表情で飲み込むと挑発的に指先で口を拭い、一瞬また蠱惑的な微笑みを見せたが、不意に元の彼の知っている少女の様な表情に戻り、不安げに問い掛けた。
「ごめんなさい…嫌…だった…?」
 葉月の問いに、土井垣は息を荒げながらも彼女を安心させる様に答える。
「いや…驚いたが…その、嫌ではなかった…」
「そう…」
「…だがな」
「…え?」
 土井垣は起き上がり、安心した様に微笑む葉月を今度は自分が抱き寄せると、荒々しく押し倒す。
「攻められる一方は俺の性に合わん。だから…お返しをさせてもらうぞ」
「…えっ、将さん…ちょっと待って…」
「待たん。俺に火をつけたのは…お前だぞ」
 そう言うと土井垣は彼女の浴衣の襟元を広げた。下着を外していたため彼女の豊かな白い胸がすぐに露わになり、彼はその膨らみを手で包むと強弱をつけて荒々しく揉みしだく。彼女はすぐその愛撫に反応して、しかし懇願する様に声を上げた。
「あ…将さん…浴衣…脱がせて…」
「残念だが…拒否だ」
「や…そん…な…このまま…なんて……はぁっ…」
 土井垣は葉月の懇願を無視して更に膨らみに快楽を与え続ける。やがて彼女の胸の頂が主張し始めると、彼はそれをすぐに口に含み、舌で味わいながら更に強い快楽を与えた。
「しょう…さ…やぁ…ん」
 葉月は彼が初めて見せる土井垣の荒々しい男の表情に先刻の彼の様に困惑し、力なき抵抗をしながらも、やがてその男の表情とその彼が与える快楽に、ほんの少しづつだが身を任せ始める様子を見せ始めた。とはいえ、やはり羞恥心の方が先に立っている様で簡単には快楽に溺れる様子はない。彼はそんな彼女が愛おしいとは思いながらも、先刻の様な女の表情がまた見たいとも思い、彼女を更に攻め立てていく。自分も月に惑わされているのだろうか――そんな事を思いながら彼女の身体を荒々しく愛撫し赤い花弁を彼女の身体に散らすと、力なき抵抗を続ける彼女の胸の頂をもう一度口に含んで刺激しながら同時に今度は彼女の裾を割り、薄布の上から彼女の花芯に触れる。同時に訪れる二つの強い快楽に、彼女は更に甘く、切ない声を上げながらも、また懇願する。
「…しょう…さん…おね……がい…ゆか…た……」
「駄目だ…この姿も中々色気があっていい…」
「そん…な…はぁ…ん…おね……がい…」
 彼女は甘い声を上げながらも、このまま快楽に溺れるのは嫌だという様に弱々しく首を振り、何とか浴衣を脱がせてもらおうと懇願を続ける。彼女の力なき抵抗と、彼の荒々しい愛撫で既に身に纏う意味を無くしてなお、土井垣はそれを知らぬ振りをしそのままにして、更に彼女に快楽を与え続けた。やがて薄布は彼女の蜜で濡れ、こちらはむしろ身に纏わせておくのは無意味だとばかりに彼はそれを外すと、彼女の泉に顔を埋めその蜜を淫靡な音を立てて吸い、花芯ごと味わう。彼女は更に強くなった快楽に、とうとうなすすべもなく溺れ始めた。
「あ…はぁっ…しょ…さ…こん…な…あふ…」
「何を言ってる…お前のやった事を、俺は返しているだけだぞ…」
「や…あふぅ……ん…」
 わざと意地悪な口調で彼女に語りかけ、土井垣は彼女を更に攻め立てて行く。彼女はもはや彼の与える快楽に溺れ、ただひたすら甘い声を上げるのみ。
「ふ…あ……っ!……はぁんっ…!」
 やがて一際高く甘い声を上げ、泉から蜜が溢れ出し、彼女の脚ががくがくと震え脱力したのを見て、彼は彼女が頂点に達したと分かる。しかし彼はそれも知らぬ振りをして、とうにまた主張をしていた彼自身で彼女を貫いた。彼女は彼への想いを表す様に熱く、滑らかに彼を受け入れる。彼はそれを確認すると、衝動のままに彼女を突き上げていく。頂点に達してなお与えられる快楽に、彼女は更に溺れ、長い髪を乱れさせながら弱々しく甘い声を上げるが、その一方でどこかに理性が残っているのだろうか、自分を突き上げる彼を愛しげに包み込む様に抱き締めた。それに気付いた彼は彼女の顔を見詰める。そこにあったのはいつもの乙女の様な清らかな表情と同時に、確かに先刻彼に見せた蠱惑的で、情熱的な女の顔。彼はその二つの表情に欲望が更に刺激され、更に強く彼女を突き上げる。この行為にあるのは愛が先か、欲望が先か、もう今の二人にはどうでも良かった。ただ二人がそこにいて、お互いを求め合っている。ただそれだけの理由があれば充分だと二人は感じ取っていた。
「はづ…き…も…う…」
「しょう…さ…あぁ…」
 月の媚薬に惑わされ、狂わされている自分達を感じながらも、それ以上に息遣いと眼差しの中にお互いに求め合う情熱を感じ取り、貪り合う様に二人はほぼ同時に絶頂に達し、溶け合っていった――

「…ん…あれ…?」
「…起きたか。大丈夫か?」
「ん…えっ?…やだ、あたし…」
 目を覚ました葉月に、土井垣は優しく声を掛ける。彼女は絶頂に達したまま気を失い、そのまま眠り込んでいたのだ。目を覚ました彼女の表情にはもう蠱惑的なものはなく、いつもの無垢で清らかな乙女に戻っていて、自分が一糸纏わぬ姿になっている事に驚き、身を隠そうと彼から慌てて離れようとする。身体を離そうとした彼女を、腕枕していた彼は腕を巻き上げて抱き寄せ、ばつが悪そうにその耳元に囁いた。
「いや…お前の浴衣は…その、俺が悪いんだが汚れてしまったから…着ているのも気分が悪いだろうと思って、お前が眠っている間に…俺が脱がせた。こうして布団を掛けていれば、何も見えんから…このままでいいだろう」
「でも…格好はともかく腕枕なんて…こんな事して何かあったら…」
「いいんだ…俺がこうしたいんだ。オフの時位こうさせろ…それにこっちは左腕だし、それ程影響はないさ」
「…」
 土井垣の気持ちが嬉しいのか葉月は黙り込み、そのまま動かなくなる。そうして二人はしばらく無言でいたが、やがて彼女が恥ずかしげに口を開く。
「あの、将さん…今夜のあたし…その…どうかしてたみたい…ごめんなさい」
 今までの蠱惑的な彼女も魅力的だったが、やはりこうした可愛らしい彼女が愛おしくて、土井垣は彼女を抱き締めると、またその耳元に囁いた。
「いや…中々魅力的だったぞ。…ああいうお前もたまにはいい…それより俺こそ…その、かなり酷い意地悪をして…悪かったな」
「ううん…あたしもああいう将さん…びっくりしたけど…あの、嫌じゃなかった…」
「…そうか」
「…うん」
「きっと…俺達は一度、こうなるべきだったのかもな」
「…そうかもね」
 そう言って恥ずかしげに、しかし愛おしげに自分の胸に顔を埋める葉月がまた愛おしく、土井垣は彼女を抱き締める腕に力を込めると、お互いに求め合う様に唇を合わせる。長い口付けの後唇を離すと彼はふとある事に気付き、照れ臭くなりながらも『その事』について口にした。
「そうだ…今夜の事で…その、子供ができたら…」
 土井垣の言葉に、葉月はくすりと笑うと、悪戯っぽい口調で返す。
「それは9割以上大丈夫。心配いらないわ」
「…いやに確信的だな」
「だってあたし…今まで黙ってたけど、将さんとこういう風になってからずっとOC飲んでるもの」
「『おーしー』?…何だそれは」
「まあ…平たく言えばピルの事。ちゃんと正しい飲み方してるから、ほぼ100パーセント避妊できるわよ」
「何だと?」
 葉月の意外な言葉に土井垣は驚くと共に、ある種の不機嫌さも湧いてきて、それをそのまま言葉に乗せる。
「まあ、今夜の事はともかく…お前…俺を信用していなかったという事か…?」
 土井垣の言葉に、葉月は宥める様に笑うと、それでも真摯な口調で言葉を重ねる。
「ううん…将さんがちゃんと避妊してくれてるのは分かってる。…でもね、あたしは将さん任せじゃなくて、自分でも自分の身体を大事にしたかったの…」
「葉月…」
 土井垣は葉月の言葉に、彼女の大人の女としての自覚を感じ取り、彼女がただの無垢な乙女ではなかったのだと先刻の不機嫌さも忘れ感心する。彼女は彼の様子にふわりと微笑んだ後、ふと顔を赤らめて更に言葉を紡ぐ。
「それにね、OCは避妊だけじゃなくって…毎月の…あの、身体の負担も…減るの。それもあって飲んでるの…」
「あ…ああ、そういう事か…」
 土井垣は葉月の言葉の意図を察し、何だか気恥ずかしくなり、自分も顔を赤らめる。彼女は顔を赤らめたまま、恥ずかしげに更に言葉を紡いでいく。
「それからね…効果が高いのは確かだけど、本当はOCだけだと避妊は完璧じゃないから…いつもは、その…お願い」
 葉月の言葉に土井垣は更に気恥ずかしくなったが、彼女の思いも分かるので頷き、しかし同時に自分の思いを彼女に告げる。
「…ああ、分かった。…でもな」
「でも?」
「俺は…できてもかまわんと思ったんだ。…そうすれば…女房に…その、すぐ…迎えられるからな」
「…そう」
 そうして居心地の悪い沈黙が訪れ、しばらくした後、不意に彼女がまた小さくくしゃみをする。
「…すまん、ああは言ったが…やっぱり布団だけだと寒いか」
「ん…ちょっと。でも…浴衣、汚しちゃったのよね…どうしよう…」
 葉月の言葉に土井垣は責任は自分にあるので少し考えると、一旦布団をあげ、ある理由から着直していた自分の浴衣をもう一度脱ぎ、更にきつく彼女を抱き寄せると、脱いだ浴衣をシーツの様にして彼女を自分と一緒に巻き込んで、布団を掛け直した。
「ほら…これでいいだろう」
「でも…明日起きられなくて仲居さん来たら…驚かれちゃう…」
 恥ずかしそうに小さな声で言葉を紡ぐ彼女に、彼は彼女への意趣返しのように悪戯っぽい口調で言葉を返す。
「大丈夫だ。鍵もかけてあるし…ダメ押しにさっき女将のところへ行って『明日はこっちから連絡するまで誰も寄越さないで欲しい』と頼んでおいたしな」
「…もう」
 土井垣の言葉に彼女は一瞬頬を膨らませたが、すぐに幸せそうな微笑みを見せて彼に身を寄せながら呟く。
「…将さん…あったかい」
「そうだな…お前も暖かいぞ…さあ、もう寝よう。本当は明日の山下りが見たいから、早起きしたいんだろう?」
「…ん…おやすみなさい、将さん」
 葉月はそう言うと目を閉じ、やがて無邪気な寝顔で安らかな寝息を立て始める。土井垣はそれを見て微笑ましく思い、身体を求めあい溶けあえる事も確かに嬉しいが、それだけでない、こうして二人で何もなくただお互いに心を許しあい、身を寄せ合い過ごせる時がある事も幸せに思いつつ、彼女の額に軽くキスをした後、自分も眠りに就いた。

 …え〜…という訳で『旅ゆけば…』の裏の話でございますが…一気にリミッター解除されましたな(爆死)。
 いきなり浴衣プレイって…これを妄想して書いていた時の自分の精神状態が今となっては分からないんですが…土井垣さん、そんなに溜まってたんですか(笑)?余りに自分としてはエロくて恥ずかしいので封印してしまおうかと思ったのですが、折角書いたのにお蔵入りも切ないので奉納…っていうか恥ずかしいと思うなら最初からこんな話書くなって言われそうですな(汁)。
 で、葉月ちゃんには『想いの迷路シリーズ』とは別の理由でピルを飲んでもらいました。ホントにできちゃったら困るし(笑)。でも彼女の性格及び生育暦設定からすると、絶対こうした理由で飲む娘だと私は思ってます。それに、医療に近い人間だけに偏見や敷居も低いでしょうし。ちなみに私も飲んでますが、本当に毎月のお役目は楽になりますので、お金はかかりますが、煙草吸わない人にはお勧めです(煙草吸う人は飲めない)。
 最後の浴衣簀巻きはやっぱいちゃいちゃさせたかったので、『土井垣さんなら特大浴衣だよな…広げれば二人くらい巻き込めるかな…巻き込めるだろうな…そういう事にしちめぇ!』という思いで書きました(笑)。エロといちゃいちゃ、二種類の浴衣プレイをお楽しみ下さい(笑)。エロも楽しいですがやっぱり前後のいちゃいちゃの方が楽しい自分…エロ書きには向いてないかもしれませんが、また挑戦してみたいかも…できるかな?

[2012年 05月 27日改稿]